創立記念日
明日、11月22日はトキワ松学園の創立記念日です。
毎年11月には、全校朝礼での講話に加え、校長が全学年の教室をまわって学校の歴史にまつわる授業をします。熱心に話を聞き、きれいな字で一生懸命プリントに書き込む子どもたち。楽しく授業を進めながら、歴史を知ることによって子どもたちの〈トキワ松愛〉が深まっていくのを感じます。「トキワ松は、なぜカタカナで書くの?」「トキワ松のマークと、あの有名な車のマークは同じ?」…といった誰もが抱く謎(?)についても授業で解き明かします。
創立記念日を前に、トキワ松の誕生お祝いメッセージを作って持ってきてくれる子や、「11月22日は学校のお誕生日だから、お母さんがケーキを買ってお祝いしてくれるんだ」と話してくれる子もいました。
創立者・三角錫子先生をはじめとする先人たちの努力、在校生・保護者・卒業生とその保護者、トキワ松を愛する多くの方々の協力によって、今日までの長い歴史が紡がれてきました。
深い感謝の念と未来への希望を抱きながら、学園108周年、小学校73周年の創立記念日を迎えます。(校長)
~授業を終えての子どもたちの感想より~
〈1年生〉
・「トキワ松」マークにいみがあってビックリしました。
・きょう、こうちょう先生といっしょに、トキワまつをしろうのべんきょうをしてたのしかったです。
・ときわまつにきてよかったです。
〈2年生〉
・はがねに一りんのすみれの花をそえてということばがとてもいいなとおもいました。
・丸山丈作先生の言ばが長いけどいい言ばだった。
・トキワ松女学校がなんでカタカナなんだろうなと思いました。丸山丈作先生がカタカナにしたのをしれてうれしかったです。
〈3年生〉
・学校をつくるためにいろいろな人がきょう力していてきょう力してくれた人にかんしゃしたい。なんかいもたてなおしていまの学校があるんだなと思った。きょうぞうにある言葉ですごくいい言葉だと思った。自分たちもトキワ松のれきしをつなげていきたい。
・トキワ松はこんなれきしがあったとはおもわなかった。いまはとてもへいわなことがわかった。トキワ松はしぶ谷にあったとはおもわなかった。室谷早先生と宮城こと子先生の名前をはじめてしった。
〈4年生〉
・丸山先生が早先生といっしょに働いていることがわかった。丸山先生が生まれたときはびょう気で、長く生きられるかわからなかったけれど、96才まで生きていたのがとてもすごいと思った。そして丸山先生が書いたカタカナの文がすごかった。(はっそうがすごい)
・私が思った事は、丸山丈作先生が最初は病弱だったのに長生きの96才まで生きていたことです。心にのこったことは、カタカナが好きで研究までしていたことです。昔の学校の目標がこんなに長いとは、びっくりしました。モロモロノ恵ミヲワスレズ常ニヨイコトヲスル。などおぼえたいです。校長先生アリガトウゴザイマシタ。
〈5年生〉
・トキワ松学園小学校の歴史について、今までよりも知識が深く知れたと思う。今までよりも、トキワ松が好きになれたと思います。三角錫子先生作詞の逗子開成中学校の生徒のための「真白き富士の根」はとてもやさしいと思う。歌詞も、内容をよく考えられており、とても感心しました。この授業を受けて、今より昔の方が生きにくく、生きぬくのにも大変なんだなと実感しました。この時代にも男女差別があったと言われた時に、とてもおどろきました。
・三角錫子先生のことをくわしく深く知れて、三角錫子先生はとてもすごい人だなぁとあらためて思いました。(家ていのことも大事にし、学ぶことを自分から進んでやっていくという、とてもすごい人だなぁ)と思います。色々な学校の先生をやって、家ぞくをささえているというところも、かっこいいなぁ、すごいなぁと思いました。とにかく授業が楽しかったです。
〈6年生〉
・今回はより5年生の時に受けた授業よりも、もっと具体的に説明してもらったので、トキワ松が赤ちゃんの時から今の73歳になるまでがとてもよくわかりました。私が今いるトキワ松は、私の生まれる何十年前に大ピンチの時代、第1回バザーの時代、常磐松女学校の時代などの歴史をつみかさねて今があるのだと思います。授業をしてくれてありがとうございました。
・トキワ松は、いろいろなつらい戦争などがあったけれど、たくさんの人のおかげによってこの学校ができたことを改めて知った。たくさんの人が協力してなかったらこの学校ができていなくて、ぼくもこの学校にいなかったと考えると、本当にいろいろな人に感謝している。
・トキワの歴史や校歌の意味、昔の先生方のことなど、一~五年生では知らないところまで深く教えてもらえて、トキワへの愛が増えました。六年生の私たちは卒業しますが、今日の授業の内容はずっとずっとおぼえていたいです。鋼鉄に一輪のすみれの花をそえて。