明日の創立記念日で、小学校は72周年、学園（中学高等学校）は107周年を迎えます。

　11月には毎年校長が子どもたちに学校にまつわるお話をしています。まず、全校朝礼で「11月22日がトキワ松の創立記念日であること」「トキワ松学園の創立者が三角(みすみ)錫子(すずこ)先生であること」を伝えた後、各学年ではテーマ（例：創立者について、小学校初代校長について、校章について、校舎の変遷について…等）に基づいてさらに掘り下げて授業を行いました。

　改めて資料を読むと、トキワ松の歴史は知れば知るほど奥深く、女性解放運動や戦時下の教育といった歴史上の出来事もリアルに感じられます。また、三角先生をはじめとする明治・大正生まれの先生方が遺された数々の言葉に胸を打たれ、授業準備にも熱が入りました。ついつい盛りだくさんの内容となりましたが、どの学年も子どもたちの関心は想像以上に高く、熱心に話を聞き、質問には一生懸命考え、プリント（久しぶりに手書きで作りました！）にも丁寧に取り組んでいました。こうした学びの機会に、自校への誇りや愛着、そして自分もその歴史をつくる一員であるという思いをもってくれるといいなと思います。

　明日は、トキワ松だけの祝日です。在校生をはじめ学校に関わりのある方々・応援して下さる方々には、「トキワ松、お誕生日おめでとう」と心の中でお祝いしてもらえると嬉しいです。（校長）