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親子演劇教室

 11月のお楽しみ行事といえば親子演劇教室。毎年さまざま劇団さんがトキワ松を訪れ、トキワ松の子どもたちのために素敵な作品を上演して下さいます。

 今回鑑賞したのは、オペラシアターこんにゃく座さんによるオペラ『タング―まほうをかけられた舌―』。父親のカレー屋さんを継ぐことになった少年が、自信を失いかけていたところに味の妖精「タング」と出会い、美味しいカレーを作っていく…という物語です。展開の面白さや軽妙なやりとり・効果的なセットづかいなど惹きつけられる要素が満載でしたが、何といっても素晴らしいのが音楽!美しい歌声と息の合ったハーモニー、表現力豊かなピアノ伴奏。さすが音楽を専門とする劇団さんだけあって、幕開けの第一音・第一声からぐっと心を掴まれました。

 本編であるこのオペラは第二部で、その前に第一部として「うたのステージ」がありました。シューベルトの「ます」四重唱から始まり、言葉・音楽・身体表現が融合した豊かな音楽空間に誘われます。子どもたちは前のめりになって聴き入っていましたが、音楽の世界にまずじっくり浸ることによって、第二部のオペラ鑑賞へと自然と繋がっていく構成になっていました。

 親子演劇教室のよさは、いつもの体育館が劇場に様変わりし(劇団さんは何と7時前から仕込みをされていました…!)学校で非日常体験を味わえること。豊かな文化体験を通して、目には見えない力―いわば〈心の栄養〉―が摂れること。そして、友達や先生、お家の方々とみんなで鑑賞体験を共有できることです。終演後、「何かカレーが食べたくなっちゃった」に話している子がいたり、教室で感想を話し合っているクラスがあったり、職員室でも「よかったですね~」と話題になっていたり。これもこの行事ならではの光景です。

こんにゃく座の皆さま、トキワ松に素晴らしい作品を届けて下さりありがとうございました。(校長)


・・・子どもたちの感想より・・・

・歌声がすごくきれいだった。動きが大きくてわかりやすかった。見ている間におなかがすいてカレーを食べたくなった。さいごにタングがお父さんと分かって少しないた。(2年生)

・町にさせるたてがうらおもてですごかった。話を歌にしているのがすごかった。いろんなひょうじょうができていてすごかった。かんばんのうらとおもてがあるのをくふうしていた。(2年生)

・歌がとっても多くてたのしかったです。とくにうんこの歌が面白かったです。いっしょに見ていたお母さんや妹もげらげらわらっていました。見てないお父さんに歌っておしえてあげたいです。(3年生)

・ぼくの心に一番のこっていることは、五人であんなにすごいえんそうや、はく力のある歌になるんだなということです。ぼくも少しやってみたい気もちになりました。(3年生)

・とてもいい歌声や、とてもいいダンスとてもすてきでした。とてもげんきがでます。あと、いっぱいれんしゅうしたな~ってことがわかります。(3年生)

・私たちが出せない声を出せるところが凄いと思いました。人は助け合うことで成長することもわかりました。(6年生)

・歌声の迫力に圧倒されました。4人のハーモニーが合っていて気持ちがよかったです。笑える場面や歌詞がたくさんある劇だったので楽しかったです。(6年生)

・一つ一つの歌や動きはたくさんの練習が積み重なってできる物だと感じました。そしてプロはすごいと思いました。(6年生)

・一人一人個性があって面白かったです。すごく歌が上手でした。1人が歌っていて3人が歌っていない時でも、その3人の人達はダンスなどで面白くしていて、すごいと思いました。カレー屋さんの店員の人が接客をしている時誰も客の役をしている人がいないのに本当にお客さんがいるようでした。最後のシーンでカレー屋さんの看板がお父さんの絵だったのにタングになった時がすごいと思いました。(6年生)

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