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平和の俳句

 東京新聞で2015年から掲載されている「平和の俳句」。
 今年も夏の特集として1日1句ずつ紹介された中で、本校2年生の鈴木(すずき)(はる)(ひ)さんの作品が、終戦の日である8月15日の1面にインタビュー記事とともに掲載されました。

 おとすのはばくだんではなくはなのたね (鈴木悠日)


「爆弾で壊された街をニュースで見ると悲しくなってしまう。代わりに花の種をまけば一面の花畑が見られるのに。」俳句にそう思いを込めた。トキワ松学園小学校(東京都目黒区)の2年生。授業で習ったのをきっかけに俳句を始めた。校長が昨年、朝礼で読んでくれた絵本「地雷ではなく花をください」(自由国民社)の内容がずっと心に残っていた。過去の戦争で埋められた地雷で、命を落としたり、けがをしたりする人がいる。そのことを主人公のウサギが伝え、撤去を呼びかける絵本から花畑を思い浮かべた。…(後略)【2024年8月15日東京新聞朝刊より引用】


 さらにインタビューでは、鈴木さんがニュースを見ながらお母さんと戦争について話したり、ひいおばあさんから聞いていた戦争体験を思い出したりする中で、「世界中から戦争がなくなりみんなが幸せに暮らせるように」と願うようになったと語られています。

 トキワ松では1年生から俳句を学習しており、毎年全校でコンクールに応募しているほか、校内で自由に投句した作品を学校だよりに掲載しています。
 「私、俳句が作れるんだよ」とお家で話していた鈴木さんに〈平和の俳句〉募集記事を見つけたお母様が「応募してみたら?」と勧めたこと、また、全校朝礼で聞いた物語が句作のヒントになったということをお母様からお聞きしました。
 学習の一つ一つを大切に受け止めてくれていたのだなあと、胸が熱くなりました。

 17文字にこめられた平和への願いが、世界中に届きますように。(校長)

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