夏休みも終わりに近い土曜の昼下がり、61回生が学校に集まり久しぶりに同窓会を開きました。
　卒業時に「毎年同窓会を開こう！」と話していた学年で、中学１年から3年次までは欠かさず開いていたのですが、高校入学の年からコロナ禍によって中断。今回は4年ぶりの開催となりました。

　まずは一人ずつ近況報告をして、お菓子をつまみながらお喋りタイム。その後、幹事チーム企画のビンゴ＆クイズ大会（嬉しいスイーツの賞品つき！）が。「最後の運動会で優勝したのは何組？」「百合岡先生の学級通信のタイトルは？」「自然体験教室の時に食べたのは何ラーメン？」などと出題され、「覚えてる！」「何だっけ…」「多分これだったと思う」…チーム内で相談しながら、小学校時代の思い出を辿っていきました。

　「6年の地層見学で城ヶ島に行った帰りに収穫した野菜は？」という問題では、私も「懐かしい！」と思わず声が。秋も深まる11月、校外学習のおまけとしてみんなで三浦大根を収穫したのです。畑の中からこれぞという大根を一人一本ずつ選んで抜いたこと。私が抜こうとする時には子どもたちがあちこちから「先生、これがいいんじゃない？」と勧めてくれたこと。学校で解散する時、立派な大根を両手で抱えながら「これから塾なんだよな…」とちょっと困惑顔で帰って行ったこと。後日、大根（葉っぱも）料理のアイデアレシピが話題になったこと…。足元の土の感触や、子どもたちの賑やかな声、夕焼け空の景色までもが心に蘇るようでした。

　18~19歳になるこの代は、春から新たな学生生活を送っている子、目標の進学先に向けて頑張っている子、海外に渡っている（まもなく渡る予定の）子など、さまざまです。
　みんなが揃って集まることはなかなか難しいものの、個々の繋がりは続いているようで、参加できなかったメンバーの近況も伝え聞くことができました。

　お開きの時間になっても話は尽きず…。職員室の前で立ち止まっては「私たちの時もさかなクン来てくれたよね」、校庭を覗いては「アスレチックなつかし～」「ウサギは今も元気なのかな？」…と、名残惜しい様子で学校を後にした卒業生たちでした。
　SNSや葉書など様々な方法でみんなに声をかけ、楽しく会を進めてくれた幹事チームのみなさん、どうもありがとう。
　卒業生の皆さん、これからも仲間との縁を大切に、それぞれの場所で元気にがんばって下さいね。またお会いしましょう！（校長）