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iPadの投句箱 6月と7月

<ipadの投句箱 6月と7月>

 6月と7月の俳句を紹介します。今回も保護者の句が集まりました。以下、保護者に文書で出したものを、転載します。俳句は個人情報保護のため、名前を伏せてありますが、ぜひご覧ください。

六月・七月の投句箱(令和三年七月十三日)

~おうちのひとと、よみましょう。~

校長 栗林 明弘

 今回は、梅雨や夏の俳句がたくさん集まりました。ぜひ、友達の俳句を読んで、十七音で表現された世界を想像し、味わってみて下さい。

 今月から、一年生の俳句の募集を行いました。まだまだ投句数は少ないですが、一年生の今しか作れない俳句を作ってほしいと思います。

 俳句は、感動を言葉に表す詩です。芭蕉は「物の見えたるひかりいまだきえざる中にいひとむべし」と言っていますが、言い換えれば、季語や句材の発するオーラみたいなものをそれが消えないうちに言葉で表すことが大事だということでしょう。スポーツで例えていうと瞬発力が必要なのかもしれません。そうだとすると、言わば「俳句脳」の「俳句筋」を鍛える必要があります。〝俳句スポーツ説〟が一時話題になったことがありますが、それも宜(うべ)なるかなです。尚、スポーツで言う日々の筋トレは、俳句で言うと多作多捨(たさくたしゃ)。たくさん作って、たくさん捨てることによってだんだんと俳句のコツがわかってきて、骨法がわかってくるのです。

 いよいよ夏休みが始まります。夏休みは俳句の宝庫です。そして俳句筋のトレーニングのチャンスです。たくさん作って俳句の瞬発力を鍛えてほしいと思います。十六日に夏休みの投句箱を設けますので、ぜひたくさん送ってください。句数は自由です。今までまだ、投句したことのない子もぜひ、夏休みは投句をして下さい。待っています。保護者の方もぜひどうぞ。(月の俳句も募集します。)

 さて、以下、六月・七月の俳句のすぐれた句の中から、一人一句に限ってのせました。保護者等も一句のみとしています。

一年はるなのに あついほうかご アイスだなあ
ちちしぼり むにゅむにゅむにゅ しゃーとでる
なつがきて はっぱがせいちょう いいきもち
みずあそび たべたくなった かきごおり
二年なつぐわで 大人のあじを 感じた日
花火てっぽう 夜のこうえん うちあいだ
みちばたで ここにいるよと あじさいだ
あめふった あじさいがある カラフルだ
なつが来て プールの水が さいこうだ
あげはちょう ピタッととまり 網の中
今日も雨 すな場お休み かなしいよ
と書かんで 本をえらぶよ ははの日に
かき氷 ママだけ食べて ずるいなー
かわいくて 食べられないぞ にわのトマト
かはきらい ムヒでひんやり ほっとする
とりどりの アジサイたのしむ 通学路
三年暗くなり宝石とぶよほたるたち
山のやどお湯のベッドはきもちいいな
植物が暑さに負けてちっていく
六月は紫陽花咲いてきれいだな
つゆのじきまっ白にそまるあめがふる
紫陽花は梅雨を待ってる部屋の中
あお虫を大事にそだてガになった
雨雲においつかれるな走れ自分
四年空から声耳をすませて雨の音
すごいあめ降ったり止り梅雨のなか
カタツムリ雨の中でもウオーキング<
多摩川のネジバナの花儚いな
流れ出る樹液は虫のレストラン
扇風機午前も午後も電源ON
五年家康はどうするコロナ夏の陣
夏休み早くみたいなカーレース
カブトムシ虹の空を飛んでいけ
入道雲ソフトクリームああ食べたい
梅雨の中お花も咲いて水たまり
六年海開き理科よりむずい泳ぐこと
 
一年保護者コロナ禍め今年も花火はYouTube
庭先の柚葉にきたるアゲハチョウ
婿と孫家庭菜園コロナ禍に
二年保護者しぶき上げはしゃぎ満足夏至早寝
カブトムシおまえひやけをしてるかな
三年保護者蚊絣にあやなす植田夕ざるる
干涸びて無事連れ戻される家出蜷
四年保護者梅雨の日は蛙ゲロゲロ賑やかだ
五年保護者流木は島のこの椅子夏帽子
平安の恋は悲しきかきつばた
六年保護者走り梅雨親子揃ひて散髪す
 

※いつものことですが、すべての俳句及び作者名の誤字、脱字、表記の仕方等も含め、失礼の段はご容赦下さい。

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