長い夏休みが終わり、待ちに待った2学期のスタートです。しかし、新型コロナウィルス問題の状況を鑑みて、9月1日は分散登校での始業式、2日～１０日は各家庭でのオンライン学習という体制を取ることにしました。

始業式の日に玄関で子どもたちを待っていると、自由研究が入った大きな紙袋を抱えてくる子や、「夏休み楽しかったよ！」と笑顔を見せてくれる子、日焼けした子や背が伸びた子…次々と元気な姿が見られました。始業式は各教室で放送を聞く形としましたが、どの学年も姿勢を正してしっかりとお話が聞けていました。その後のホームルームでは、夏休みの宿題を集めたり、新しい教科書・教材やお手紙類を配ったり、さらには翌日からのオンライン学習に向けて、iPadを使う練習をしたりと、短いながらも盛りだくさんでした。あっという間に下校時間になり再び玄関に立つと、「やっとみんなに会えたのに、また会えなくなっちゃう」と言う子や、名残惜しそうに友達と玄関で立ち話をしている子たちの姿が見えます。一日も早く、通常の形で子どもたちを学校に迎えられる日が来ることを願うばかりです。

オンライン学習では、午前中にGoogle meetを使ってのオンライン授業、午後は自宅での課題学習という形で進めています。学級の時間の様子を覗いてみると、夏休みの思い出話やクイズ大会、自由研究の紹介など、各担任の先生がそれぞれ工夫をして進めています。画面に向かって話しかける先生たちの元気な声が廊下まで響き、画面から子どもたちの笑い声も聞こえてきます。職員室では、副担任の先生たちが接続などのトラブルの対応に当たって大忙し。授業といってもやはり対面とオンラインでは大きく違い、もどかしさや難しさを感じることの連続です。そんな中ではありますが、先生と子どもたち、また子どもたち同士のつながりを大切にし、お家にいながらも子どもたちが楽しい学校生活を送れるよう、先生たちも頑張っています。

2学期は1年のうちで最も長い学期です。さまざまな行事もあり、11月には創立70周年を迎えます。子どもたちの学校生活が心豊かで充実したものとなるよう願っています。（教頭）