春の親子読書週間を終えて
トキワ松学園小学校では、毎年春と秋に「親子読書週間」を行っています。今回は5月13日~19日までの1週間で行いました。この期間中は、毎朝10分間読書を行います。そして、期間中に読んだ本を「親子読書記録カード」に記録し、ご家庭での取り組みについては保護者の方にも一言コメントを頂いて、これを6年間蓄積し、卒業時に手元に戻しています。また、今回は各クラスで保護者の方にボランティアで読み聞かせをしていただきました。昨年度、一昨年度は新型コロナウイルスの影響で保護者の方の読み聞かせはできなかったので、実に3年ぶりの実施となりました。始業前の朝の教室が穏やかで和やかな空気に包まれ、読んでくださった保護者の方も、読んでもらった子どもたちも嬉しそうな表情だったのが印象的です。
提出された記録カードを見てみると、ご家庭での取り組みについては、枕元に本を並べて毎晩寝る前に読むようにした方や親子で順番に音読をしたという方もいらっしゃいましたし、テーマを決めて本選びをすることで選書の段階から親子で楽しんだという方もいらっしゃいました。読んだあとには家族で感想交流をしたという方もいらっしゃって、本を読むことが心と頭の栄養補給になっていると感じます。
また、ここで紹介したいのが保護者の方の「図書館ボランティア」です。トキワ松では、図書館を使いやすく整えたり、楽しい空間にしたりするために、保護者の方に図書館ボランティアをお願いし、助けて頂いています。図書委員会と図書担当の教員だけでは、なかなか手が回らないところがあるので大変助かっています。これからも図書館が本との出会いの場として、より良い空間になるよう、教員だけでなく、子どもたち、そして保護者の方々と協力していきたいです。(図書担当:山崎)