劇あそび授業・特別編 ~リアル大ピンチずかん~
今年も劇あそび授業の特別編を行いました。
1~6年生と保護者の希望者およそ40名との、1回限りのスペシャル劇あそびタイムです。
「演劇教育ファシリテーター養成講座/主催:(公社)日本児童青少年演劇協会」の公開授業研究会としても3年目を迎え、多くの外部の方々の見学もありました。
普段の劇あそび授業は私ひとりで担当していますが、今回は山﨑莉奈先生(若手のホープ!)とタッグを組み、さらにトキワ松教員5名にもサポートに入ってもらいながらの60分間授業です。
いつものように手遊び・歌遊びから始まり徐々に身体を動かしていきます。
この日はクラス・学年が混ざり、しかも保護者の方々も一緒だから、いつも以上にわくわくした表情の子どもたち。緊張する様子もなくあっという間に場があたたまっていきます。


小ホール中を自由に歩き回ってポーズを取ったり、その場で出会った人とさまざまな動きを楽しんだり。全員で協力して大きなトキワマークをつくったりもしました。(この日はトキワ松の創立記念日だったのです!)




いよいよメインの活動「リアル大ピンチずかん」へ。子どもたちに大人気の『大ピンチずかん』(鈴木のりたけさん作)をモチーフにした劇あそびです。学年・親子をシャッフルした6人グループを組んで「大ピンチ体験トーク」をした後、その中の1シーンを劇にして発表するという活動です。
事前に参加者から募った大ピンチエピソードを紹介し、さらにその一つをトキワ松教員チームで劇にして披露するとみんな大笑い!何となくイメージが掴めてきたところでグループ活動へと入ります。




相談タイムは15分間。じっくりトークしたあと最後の5分あたりからどのグループもどんどん動き出していました。発表タイムが近づき、「今すぐ発表できます!」というグループもあれば「どうしよう...ぶっつけ本番かも」というグループも。大丈夫、みんなでやればなんとかなります!
そして発表タイム。どんな大ピンチが出てきたかというと…
①大ピンチレベル90:冷凍庫の扉を閉め忘れたままにして、中の物が全部溶けてしまった。
②大ピンチレベル58:電車の中に携帯電話を忘れてしまい、改札を出られなかった。
③大ピンチレベル90:留学先の海外に着いたらスーツケースの鍵を忘れていて、一週間開けられないまま過ごした。
④大ピンチレベル56:学校に行く時に、電車を乗り間違え、バスで乗り過ごしてしまった。
⑤大ピンチレベル100:アルバイト初日に大量のビールジョッキを運んでいたらお客さんにこぼしてしまい、めちゃくちゃ怒られた。
⑥大ピンチレベル100:家族でたけのこ狩りに行ったら小さいたけのこしか見つからず、しかも蜂に襲われそうになった。その時パパは頼りにならず、ママが戦ってくれた。







全グループが見事に大ピンチエピソードを再現し、会場は笑いと拍手でいっぱい!
「子どもも大人も、みんなで劇あそびを楽しむこと」が今回の授業の目的でしたが、子どもたちの劇あそび経験の積み重ね、保護者の方々のあたたかさとチャレンジ精神、そして「大ピンチ」がつなぐ交流から、想像以上の盛り上がりとなりました。
授業後の感想では「劇にすると図かんよりもさらに面白くなった」「子どもも大人も一緒に遊べて楽しかった」等々の声が上がり、みんなで楽しさを共有できたスペシャルな時間となりました。(校長)
~参加者の感想より~
・大ピンチがすごくおもしろくてほんとにおきたらこわいなーとおもう大ピンチもあって、大ピンチずかんよりもっとおもしろかったです。(1年生)
・大変楽しい時間をありがとうございます。ぼくが一番楽しかったのは大ピンチリアル大会です。ぼくのジョッキがうまいとお母さんに言ってもらえてうれしかったです。またきかいをつくってください!(2年生)
・今日はとても楽しかったです。とくに、リアル大ピンチずかんが楽しかったです。私は、げき中におもしろくて楽しすぎてくすくすわらってしまいました。(中略)私のお母さんは来られなかったけれど、家に帰ってからお母さんに「校長先生のワークショップは、毎年かいきんしょうだね!」と言われました。とても楽しかったです。(3年生)
・1年~6年生とほごしゃの方たちみんなとやれて楽しかった。みんなの大ピンチが面白かったです。(4年生)
・大ピンチをリアルにやってみたら楽しかったけど、発表がぶっつけ本番になるなんて夢にも思っていなかったし、主人公になるとも思っていませんでした。またやりたいです。(5年生)
・私は、校長先生の劇じゅ業は大好きで、毎年参加しているのですが、それも今年で終わりです(泣)。けれど、私の小学校生活に楽しい思い出を残してくれて、ありがとうございます!劇が大好きで、中学校は演劇部に入りたいと思っています!六年間ありがとうございました。(6年生)
・手遊びをしたり、みんなで体を大きく動かしたり、楽しかったです。15分間でグループの意見をまとめ、劇にするのはとても難しかったです。いつも子ども達は校長先生の授業で話し合いをし、劇を作り上げることを通じて協力する力や人と意見を合わせたり譲ったりする力が自然と身についていくのだなぁと思いました。ありがとうございました。(保護者)
・昨年は息子と父親が参加し、母は今年初参加させていただきました。子供たちは生き生きと楽しそうでした。後半のグループでの大ピンチ劇では、積極的な子、とてもおとなしい子、おそらくあがり症かなと思われる繊細そうな子と、色々な子供達がいて、準備ではザックリした内容しか決まらないまま本番をむかえました。が、子供達は皆、本番に強く堂々としていて、ビックリしました。トキワ松生はみんなとともに、みんなの前で表現を楽しむ場数を踏んできているのね!と思いました。(保護者)








