第66回学園会バザー
少し話は遡りますが・・・
夏休みを目前にした7月の日曜日に、トキワ松の一大イベント・バザーが今年も盛大に開催されました。

本校の校風は、「あたたかい」「安心感がある」「アットホーム」・・・という言葉で形容されますが、まさにそれを体現する行事がこのバザーです。
今から66年前、保護者の方々の熱意によって始められ、戦後の物資の乏しい時代から現在まで、学園施設・整備の助けとして、また年に一度の学園親睦の場として、物心両面に大切な催しとなってきました。
小中高保護者で構成される学園会役員さんを中心に毎年企画され、アイデアと情熱とトキワ愛いっぱいに大いに盛り上がります!




充実の物品販売やワークショップコーナー、校庭には今年初めての試みであるキッチンカーがずらり。後援会(卒業生保護者)や教職員によるコーナーもあり、校内を巡るだけで楽しくなります。





小学校エリアの目玉は、なんといっても保護者によるゲームコーナー。いつもの教室が様変わりしてまるで縁日のよう。景品コーナーは子どもたちの夢の世界です。
趣向を凝らした手作り品コーナーは充実のラインナップ。特に人気のトキワグッズは、毎年あっという間に売り切れてしまいます。






さつき会(小学校卒業生)のコーナーは、ヨーヨーすくいやプラバン作りなどなど。幼児から社会人まで、さまざまな世代を超えた交流が自然に生まれています。
中高生や大学生、社会人やお子さん連れなど、今年も幅広い年代の卒業生が母校を訪れてくれました。バザーは卒業生にとってのホームカミングデーでもあるのです。




トキワ松の子どもたちは、普段から男女学年問わず仲良しで、のびのびとしています。
それは、児童生徒・教職員・保護者・卒業生・卒業生の保護者・・・と、「学園に関わる全ての人々が仲間であり、みんなで子どもたちを見守り支えていこう」という、歴史と伝統があるからなのです。
明治〜大正時代の教育家・三角錫子先生は、「子どもたちが自由にのびのびと学べる、小さくともあたたかな学校」を目指して1916(大正5)年に本学園を創立しました。
その後、1951(昭和26)年に男女共学の小学校が設立されますが、一学年40数名の規模はその当時から変わりません。
子ども時代の楽しい思い出や豊かな交流は、長い人生の支えになる・・・そうしたことを実感できるのがトキワ松のバザーです。





開催にあたりご尽力下さった学園会役員・保護者をはじめとする学園関係の方々、バザーに足を運び盛り上げて下さった全ての方々に、心より感謝いたします。(校長)