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6年生自然体験教室 ~その2~

 農家さんとお別れした後、次の宿泊地である休暇村裏磐梯へ。そこには既に山の教室の4・5年生が滞在していて、「あっ、校長先生だ!」「こんにちは!」「こちらも元気です!」と会う子会う子が笑顔で挨拶をしてくれました。6年生と行程は異なりますが、現地で4・5年生の元気な様子を見ることができ嬉しかったです。

 休暇村周辺では、豊かな自然を生かしたアクティビティを行いました。今回体験したのはカヤック(全員)と、つりorマウンテンバイク(選択)。澄み渡る青空、雄大な会津磐梯山、新緑に囲まれた美しい湖や沼、心地よく響くヒグラシやハルゼミや鶯の声…最高のロケーションです。

 その中の一つ、つり体験を休暇村近くの曾原湖で行いました。まず、つりをするには生餌(ミミズ)を付けるという関門が…!始める前は「絶対無理!!」と騒いでいた子たちも、インストラクターさんから「苦手だと思う人も、一生に一度のことかもしれないからチャレンジしてみよう」と聞いて果敢にチャレンジ。開始から数分後、さっそく「釣れた!」「先生来て!」という声が。釣った魚と記念写真を撮り、そっと針を外し湖にリリースします。その後もあちこちでヒットの声が上がり、慣れてくると友達にも釣らせてあげようと魚を誘導したり、餌付けや針外しを手伝ったりと、協力し合う姿も見られました。この日釣れたのは主にブルーギルでしたが、湖面には大きなブラックバスの姿も!子どもたちは「釣るぞ!」と意気込んでいましたが、残念ながら時間切れに…。ゆったり楽しい釣りタイムは終わりとなりました。

 驚いたのは、釣りをしていた最中にニホンカモシカが現れたこと。私たちの背後の道路に、そっとやってきてこちらをじっと見ていたのです。インストラクターさんによると、「皆さんが静かに釣りに集中していたから、誰もいないと思ってやってきたのでしょう。」「なかなか珍しいこと。皆さんはラッキーですね!」とのこと。写真を撮る前に立ち去ってしまいましたが、ニホンカモシカと子どもたちが見つめ合った瞬間はどこか神聖さを感じるものでした。

 夕食は休暇村の敷地(とても広いんです!)の中で飯盒炊爨・カレー作り。班で協力しながらとても美味しいカレー&ご飯が出来上がりました!その過程では、力強く薪を割る子、野菜を丁寧に切る子、シェフのように?手早く調理する子、煤で黒くなった飯盒をきれいに磨き上げる子、最後まで丁寧にゴミを拾って片付ける子…子どもたちのさまざまなよき姿が見られました。

 いよいよ最終日。〈喜多方フィールドワーク〉ということで喜多方ラーメン屋めぐりとお土産買いです。喜多方ラーメン御三家のひとつ『坂内食堂』に足を運んだ班が多かったようですが、担任の先生おすすめの山塩ラーメンのお店を探し出したという班も。子どもたちが買っていたお土産は、喜多方ラーメンや「ままどおる」、赤べこや起きあがり小法師をモチーフにしたグッズ・お菓子などのほか、男子数名はやはり定番の(?)刀を手にして上機嫌でした…。

 郡山までお世話になったバスでは、ベテランバスガイドさんのトークが圧巻!会津地方の自然・暮らし・歴史・方言・特産物、さらに地元の学校行事や最近の話題まで…まさに知識の宝庫。とても面白くて聞き入ってしまいました。最後にガイドさんから「旅行から帰って一番大事なのは、お土産話です。それも一気に話すのではなく、少しずつたっぷりとお家の人に話していきましょう。」と。お土産話を聞いてもらうことで旅の思い出がより深まるのですね。

 帰りの新幹線でも「楽しかった」「もっといたかった」「また絶対来たい」と話していた6年生たち。豊かな体験とあたたかな出会いから多くを学び、それぞれの成長に繋がるよう願っています。(校長)

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