9月16日に第３回学校説明会を開催しました。ご来場いただきました方々、ありがとうございました。
　今回の説明会では、〈卒業生が語るトキワ松の魅力〉と題し二人の卒業生が登壇しました。

　一人は、61回生（2017年卒）の小川日菜子さん。トキワ松学園小学校・中学高等学校を卒業し、現在は東京工芸大学芸術学部映像学科に在学しています。幼少からフィギュアスケートに取り組み、その実力は全国レベル。フィギュアスケートと学業の両立を目標に、トキワ松での12年間では日常の学習をはじめ、学校行事や委員会活動などさまざまな場面で活躍しました。
　そんな彼女がトキワ松の魅力として挙げてくれたのが、〈最高の先生や友だちに出逢えること！〉。個性豊かな先生たちに分かるまで勉強を教えてもらったり親身になって相談に乗ってもらったりしたことや、日々の生活や楽しい行事の中で、友達と協力をして問題解決する力や積極性・協調性が身についたことを、自身のエピソードを交えながら語ってくれました。特に思い出深い行事は、応援団長を務めた6年生の運動会。リーダーとしてチームを牽引し、何と1点差で優勝！トキワ松の歴史に名を遺す名勝負でした。

　もう一人は、53回生（2009年卒）の矢尾板恭平さん。幼い頃から乗り物好きで、小学校では6年間「飛行機が大好き」「将来はパイロットになる」と公言していました。卒業後は広尾学園中学高等学校、日本大学生産工学部機械工学科へ進学・卒業、現在は日本航空㈱の操縦士訓練生として勤務し、子どもの頃のからの夢を今まさに叶えようとしています。
　自身の小学校時代について、トキワ松の少人数・アットホームな校風の中で幅広く交流を重ねられたことにより、「幼児期はやや内向きだった自分が、個性を磨きながら協調性を獲得していくことができました」と。また、低学年の時に“トキワ松工業”という修理会社（？）をクラス内につくったり、高学年の委員会活動でエコに関するキャンペーンを企画・運営したりした経験を例に、「先生方があたたかく見守り主体性や自主性を尊重して下さる中で、リーダーシップやコミュニケーション能力、問題を発見し解決する能力が育まれました」。そして、「これらのこと全てが現在の自分の仕事に繋がっており、母校であるトキワ松には感謝してもしきれません」と語ってくれました。

　それぞれ仕事や学業で多忙な中、母校のためにと駆けつけ、心のこもった素敵なお話を聞かせてくれた卒業生。ご来場の方々に〈トキワ松の魅力〉を、そして私たち教職員に大きな喜びを届けてくれたお二人に、心から感謝します。（校長）