8月15日
まつしろなごはん八月十五日(黛執)
作者の黛執氏(1930~2020)は俳句結社〈春野〉の名誉主宰であり、前校長の栗林明弘先生の俳句の師でもあります。講話や授業で栗林先生がたびたび取り上げておられたこの句を、毎年8月15日になると思い出します。
真っ白なご飯に象徴される〈日常の幸せ〉と、それを奪う戦争。子どもたちの日常も、未来も、誰からも奪われるものであってはなりません。
特に6月から8月にかけては、戦争にまつわる記事に意識して触れるようにし、子どもたちにもそう呼びかけています。
平和は、享受するだけでなく自らつくり続けていくもの。戦後78年目を迎えた今、強く思います。(校長)