初めての句会をしました。（机はコの字型に向かい合うように並べます。）

　前もってロイロノートに送ってもらった俳句一句を上記の用紙に私の方でランダムに入力したものを用意します。この授業はそれを配布するところから始まります。子ども達は、自分の俳句以外から二句を選びますが、選ぶ基準を示しました。
　　　　　・様子がよくわかる俳句であるか。
　　　　　・季節感があるか。
　　　　　・みんなが言わないようなことを、くふうして表しているか。

　分かりやすい選び方も教えました。
　　　　　・まずは、基準に照らし合わせてよいと思う句を、数は制限せずに好きなだけチェック欄にチェックします。
　　　　　・次に、そのチェックしたものの中から、また同じように好きなだけ選びます。
　　　　　・そしてさらに、二回の選句作業で残った句から、さらに絞り込み、最終的に二句にしていきます。

　いよいよ、選んだ句の披講（ひこう）、読み上げです。これは大人の句会ではベテランの人が全員の選んだ句を披講しますが、今回は勉強のため一人一人が自分のとった句を順番に披講しました。披講の仕方は次の通りです。
　　　　　・例えば、私であれば、「栗林明弘選　　１番　運動会ごちそうねだる帰り道
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３番　運動会いがいと速い父の足
　　　　　　　以上です。」となります。

　これを全員が行いますが、最後が指導者が披講します。指導者はできるだけたくさんの句をとって励ましますが、自分の句が、だれにどのくらい選ばれるかは、スリルもあり、とられたときはうれしいものです。尚、とられたときは、とってくれた人への感謝の意を込めて、大きな声で名のりを上げます。普通は、下の名前や俳号で名のります。

　全部の披講が終わると、それぞれの句について、それを選句をした人が講評したり、意見を出し合ったりして、俳句の力を深めていきます。

　今回は時間の関係でここまでいきませんでしたが、「もう一回、やりたい」という声もさっそく上がりました。ちなみに最高点句と次点の句を紹介します。
　　　最高点句　１番　秋風でスタートダッシュが早くなる。
　　　　　　　　２番　頑張るぞトンボも動くリレーだよ