今年度の掉尾を飾る校長俳句授業は、２年生。この日は予報通りの冬晴れ。
いつもの、校庭に出ての俳句づくりとしたが、校庭は正に俳句日和。
いくらでも俳句ができそうな、また、いい俳句が生まれそうな日でした。

 まず、朝礼台の前に集合させて話したのは、
空、地面、木々、落葉、遊具などどれをとっても冬らしさがあり、
それをどう自分の言葉で表すかということが大事ということ、
次に、少しオーバーに〝世界を驚かせる〟くらいの表し方をという気持ちをもって、
自分らしさを出してほしいということ。この二点を話しました。

そのあと、それぞれが〝探検バック〟をもって校庭に散らばっていきました。
その後ろ姿は冬晴れによく似合っていました。

以下、一人一句に絞って、いくつか紹介します。

（松組）　　　　どくきのこ　はじめて見たよ　冬らしい

冬が来て　さむがりうさぎ　かわいいな

かれは池　プールみたいな　多さだぞ

冬なのに　地面の中に　虫みっけ

サッカーゴール　おちばがすこし　むしくいだ

うさぎごや　つめたくなると　すみによる

冬の池　つめたい水で　きれいだな

はたけには　おちばいっぱい　そだつかな

はっぱの音　きれいな色で　ひろがるよ

（楠組）　　　　ふゆかんじ　日なたがへると　日かげふえ

冬くれば　さみしい木にも　ゆきふるよ

おちばがね　地めんのマットに　なりすます

すべりだい　さむいからかな　かぴかぴだ

冬でもね　みどりで元気だ　まつの木が

カラスはね　ふゆも大声　ふしぎだな

てつぼうが　つめたくなって　さわれない

ふゆのじめん　じめんがかたく　かたくなる

ふゆの木は　かれ木もあるし　青い木も