8月15日
今年は戦後80年を迎えます。
80年前の終戦間近の頃、当時渋谷にあったトキワ松(旧常磐松女学校)の校舎は空襲によって焼かれてしまいました。生徒や教職員の多くが疎開し、校長は病に倒れ、生徒が来ても校舎がないという状態が続いたといいます。多くの苦難、学園存続の危機を乗り越えた先に、今のトキワ松があります。
「自由で、あたたかで、子ども一人ひとりがのびのびと学べるように」という願いのもとでつくられた私たちの学校が、爆撃によって破壊された事実。戦争というものの理不尽さと、それが決して遠い昔の出来事ではないやるせなさを感じます。
平和とは、私たちが自らの手でつくっていくもの。その力と知恵をつけていける学び舎であるように、創立者の願いを繋いでいきます。(校長)
