小さな芽
1年生の教室前に並ぶ青い植木鉢の中で、朝顔が次々と芽を出しています。
休み時間になると、せっせと水やりに行く1年生たち。私が見ていることに気が付くと、「校長先生、ぼくの朝顔ね、いっぱい芽が出ているんだよ」「わたしの朝顔はこっち!見て見て!」と手を引いて植木鉢まで案内してくれます。
小さな双葉を力いっぱい広げる姿、種をつけたままよいしょと土から顔を出そうとする姿…。植木鉢の中に見える小さな芽たちの姿に、発芽のドラマと生のエネルギーを感じます。
芽を出すタイミングも、葉の色や形や大きさも、ひとつひとつ異なるのは生命があるからこそ。
小さくしゃがんで水をやる子どもたちの姿と重ねながら、〈生命〉と〈成長〉ということを思います。(校長)